クリスマスや誕生日になると、頭を悩ませるのが「きょうだいのプレゼントの値段差」。
・上の子はゲームで1万円以上
・下の子はおままごとセットで3,000円台
・赤ちゃんはさらに安い…
など、年齢によって欲しいものが違うからこそ起こる“プレゼント格差”。
それをどう扱うか悩む家庭はとても多いです。
この記事では、きょうだい間で値段差が出るのは普通なのか?
親はどこまで気にすべきなのか?
子どもにどう説明すれば納得してもらえるのか?
を分かりやすくまとめました。
きょうだいで値段差が出るのは「普通」

年齢が違えば、欲しいもの・必要なものが違う
小学生はゲーム・電子玩具・図鑑など高額になりがち。
幼児はブロックやおままごとが中心で、比較的安いアイテムが多いです。
年齢・趣味・発達段階によって価格差が出るのはむしろ自然なこと。
「金額が同じ=公平」ではない
同じ金額でも、本人の満足度が違うことはよくあります。
大切なのは“同じ金額”よりも「同じ満足度」です。
値段差を気にしないで済む工夫

1. 子どもには金額ではなく「ルール」で説明する
年齢が上がるほど、ほしいものが高額になるのは自然。
その事実をやさしく説明するだけで、驚くほど納得してくれます。
例)
「学年が大きくなるほど、必要なものも大きくなるんだよ」
「サンタさんは、その子に合ったものを選ぶんだって」
2. 「大きさ・箱の派手さ」で調整する
金額が安くても、『大きな箱=特別感』があると満足度が上がります。
逆に高額でも小さな箱だと「なんか小さい…」と損に見えることも。
3. ごほうび要素の有無でイベントを分散させる
クリスマス当日だけでなく、
- 冬休みのお楽しみ
- 年明けのちょっとしたプレゼント
など、イベントを分散すると「差」が目立ちません。
4. 追加で“おまけ”をつける方法も
下の子の予算がどうしても安いときは、
- ミニ絵本
- シール
- お風呂のおもちゃ
など、小さなおまけでボリュームを調整できます。
値段差によるトラブルを防ぐには?

1. 当日に「比べさせない」工夫
開封のタイミングをずらす、ラッピングを個別にするなど、
比較しない環境を作るとケンカが起きにくくなります。
2. 親の発言が子どもの“感じ方”を大きく左右する
「こっちは高かったんだから大事にしてよ」
「弟のは安いからね」
こういう言葉は子どもの心に残りやすいため要注意。
3. 親が“平等に愛している”ことを普段から伝える
日常的に「あなたが大事だよ」と伝えておくと、
プレゼントの場だけで不満を言われることが減ります。
子どもへの説明例

年齢による値段差説明
「年齢が上がると、おもちゃも大きくなるんだって」
サンタさん作戦
「サンタさんは、その子にぴったりな物を届ける決まりなんだよ」
満足度の説明
「値段じゃなくて、あなたが一番喜ぶものを選んだんだよ」
比較しようとしたとき
「値段の話じゃなくて、あなたのプレゼントのお話をしよう」
値段差はあってOK!大切なのは“満足度”と“想い”

きょうだいでプレゼントの値段差が出るのは珍しいことではありません。
大事なのは、
- 子どもが満足しているか
- その子に合っているか
- 親の気持ちが伝わっているか
この3つが満たされれば、金額はそこまで重要ではありません。
きょうだいで比べ合いにならないように、
親がうまくサポートしながら、楽しいクリスマスを迎えてくださいね。


