こんにちは、元小学校教員・現役学童保育指導員のススメちゃんです。
子どもが学校のことを話してくれないんです…
新学期が始まって約1週間。
入学・進級で環境がガラッと変わり、我が子が新生活になじめているのか、誰だって不安になりますよね。
そこで今回は、なかなか学校のことを話してくれない子どもの心理についてお話しします。
学校のことを話さない子の心理
家と学校ではキャラが違う
ススメちゃんの経験上、意外にもこの理由が多いです。
- 家ではおとなしいけど、学校でははっちゃけている
- 家では暴れん坊だけど、学校では真面目に頑張っている
特に前者の場合、学校の姿をあまり親に知られたくないため、必然的に学校であったことを話さなくなります。その場合、無理に聞き出すのはNG。学校の先生や学童の指導員に1度学校での様子を聞いてみると良いでしょう。
おしゃべりが苦手
学校の話だけではなく、そもそもの口数が少ない子はこれに当てはまります。
ネットの普及によって、幼い頃から一方的なコンテンツ(Youtubeなどの動画配信)を楽しんできた現代っ子は、自分の気持ちを言葉で表現することが苦手な傾向にあります。
この場合、まずは親が聞きたいことではなく、子どもが話したいことを自由に話させることから始めてみましょう。
今後どんどんと親離れが進んでいきます。早いうちからなんでも話せる親子関係が築けると良いですね。
話しにくい聞き方をしている
「今日学校どうだった?」「学校で何をしたの?」
こう聞かれると、「普通」「いつも通り」「何もなかった」といった、当たり障りのない答えが返ってきます。
「昼休みは教室と運動場どっちで遊んだの?」「今の隣の席は誰なの?」「給食のメニューはなんだった?」など、できるだけ具体的な答えが返ってくるような質問をしてみましょう。
自分の親が否定的・過干渉だと認識している
幼少期から何を言っても否定される、反対に何を言っても過度に干渉してくる親には、子どもはあまり自分のことを話さなくなります。「どうせママに言っても〜」と思われているのです。
心当たりのある方は、まずは傾聴の姿勢を学ぶことからはじめてみましょう。ポイントは共感です。たとえ我が子がおかしなことを言っていたとしても、まずは「うんうん、そうだね」と聞いてあげることが大切です。
急に話さなくなった場合は注意が必要
これまで、たくさん話してくれていた子が急に何も話してくれなくなった場合は特に注意が必要です。この場合は、学校で嫌なことがある、お友達関係に悩んでいることが多いからです。
ただし、無理に聞くのは逆効果。担任の先生にまずは相談してみるのが良いでしょう。
もし担任の先生に聞いても、思ったような回答が得られなかった場合は、管理職にも相談してみてください。
近年、学校はいじめ問題にかなり敏感になっています。「考えすぎかな」「もう少し様子を見てからでも良いかな」「先生も忙しそうだしなぁ」と思っているうちに取り返しのつかないことになるかもしれません。
「我が子の小さなSOSかもしれない」と思って行動してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?今回は、学校のことをあまり話さない子の心理についてお話ししました。
特に低学年の場合は「深刻ないじめに遭っているから話さない」なんて場合はほとんどありません。
親子の関係を少し見直すだけでも、子どもからたくさんお話ししてくれるようになるかもしれません。関係の見直し方については、また別記事で紹介しようと思います!
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