小学1年生の勉強時間ってどのくらい?家庭学習のリアル

子育て

こんにちは、元小学校教員・現役学童保育指導員のススメちゃんです。

何かと忙しい年度末。
学童保育も、旅立っていく子の送り出しと、新入生の準備でバタバタです。
(ブログの更新も滞ってしまいました…)

ススメちゃんの勤務している学童保育でも新入生に向けた説明会が開催されました。
そこで質問があったのが…

1年生ってどのくらい家で勉強させるものですか?

そこで今回は、小学1年生の家庭学習のリアルを紹介します

学年×15分って本当?

よくネットでも紹介されている目安の学習時間が学年×15分(10分と言われることもあります)ですが、これは正直ナンセンス。

幼少期から数字や文字に興味を持っていた子と、はじめて机に向かう子では、同じ15分でも質が全く違います。それなのに、ネットの情報を鵜呑みにして学年×15分が小学生の勉強時間と思ってはいけません

あまり時間にこだわる必要はないでしょう。

学習指導要領ではどうなっているの?

家庭学習の目安は決められていない

学習指導要領とは、全国どの学校でも一定の学力水準が保てるように文部科学省が定めている教育課程のことで、小学校の先生もこれを参考に年間の授業を組み立てています。

そんな学習指導要領ですが、はっきりと家庭学習のことは書かれていません
総則に「家庭との連携を図りながら児童の学習習慣が確立するよう配慮すること。」と書かれているぐらいです。

要するに、宿題の目的は学力の向上ではなく、学習習慣を確立するためと思っても良いでしょう。

宿題の意義とは…

それなのに、子どもたちは毎日宿題に悩まされています…。宿題をやり忘れて「学校に行きたくない」と朝泣き崩れる子もいるほどです。それでは本末転倒ですよね。

ススメちゃんも、宿題についてはいろいろ思うことがあるので、また別の記事で発信しようと思います。

1年生の家庭学習

結局のところ、家ではどうすれば良いの?

やっと本題ですが、ここから1年生の家庭学習のリアルを紹介していきます。

まずは宿題を頑張ればOK

1年生の家庭学習は宿題だけで十分です。(個人的には宿題すらいらないと思っています…)とにかく勉強嫌いにさせないことが第一。学力はこの先いくらでも取り返すことはできます。それよりも「勉強って楽しい」「学ぶっておもしろい」と思えることの方が大切です。

子どものやりたくない気持ちもしっかり受け止め、必要以上の家庭学習はさせなくてもOKです。まずは毎日学校から出される宿題だけを頑張ってもらいましょう。学校によって宿題の量は違うし、スピードも個人差があります。だから「学年×15分」といった考え方はナンセンスなのです。

本人がやりたいなら追加で

我が子自身が「もっと勉強したい!」と言うなら、迷わず追加で勉強させてあげましょう。公文や学習塾・通信講座などツールはさまざま。教科や勉強方法など、子どもの意欲に沿ったものを用意してあげましょう

1年生におすすめ通信講座

最もおすすめの通信講座は、大手の「進研ゼミ」です。タブレットをはじめとした、子どものやる気を向上させる付録が盛りだくさん。楽しんで勉強ができるとススメちゃんの学童でも受講している子が1番多い通信講座です。

1ヶ月から受講できるので、続けられるか心配な人でも安心ですね。

長期休みは宿題以外のものを追加

学校で毎日勉強している期間は、宿題だけで十分ですが、長期休みは宿題だけでは少し足りないように感じます。長期休みの宿題は、毎日計画的に進める子は少なく、前半に終わらせてしまう子と後半に急いでやる子の2パターンがほとんど。

毎日学校へ行き確立していた学習習慣が、長期休みで崩れてしまわないようにしてあげましょう。

1年生なので、期間が長い夏休みだけでも追加のドリルを買っても良いですね。当ブログでも夏休み前におすすめを紹介したいと思っています。

 

まとめ

1年生の家庭学習のリアルをお伝えしましたが、いかがでしたか?

仕事が忙しくて、おうちでゆっくり宿題を見てあげられる時間が取れない家庭も多いですよね。子どもの学力向上は家庭学習ではなく学校教育がメインで。おうちでは、内容や時間は気にせず学習習慣をつけることだけを考えてあげると良いですよ!

今後も小学生の育児に役立つ情報を発信していけたらと思います。何か困っていることや、現場のリアルを聞いてみたいこと、取り上げてほしいトピックなどあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご意見くださいね。この記事がためになったと思ったら、twitterでのシェアもよろしくお願いします!

 

 


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