低学年のリアルな習い事事情

子育て

こんにちは、元小学校教員・現役学童保育指導員のススメちゃんです。

さて今回は低学年の習い事についてです。
新学期の生活にも慣れてきた頃、新たに習い事を始めさせようと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、低学年のリアルな習い事事情を紹介します。メリット・デメリットも含めて、よく検討してみてくださいね!

メリット・デメリット

まずは、習い事をさせることによるメリットとデメリットをみていきましょう。

メリット

学力・運動能力が身に付く

学校の学びの速度は一定です。その点、習い事は自身のペースで進められることが多く、学校で学ぶ一歩先の能力が身につきます。予習代わりにもなるので、学校での学習がよりわかりやすく、楽しくなりますね。

また、スポーツ系の習い事の場合は運動不足解消にも繋がります。ネットやゲームの普及とコロナ禍の影響により、近年子どもの運動不足も問題視されるようになりました。その点でも、習い事はメリットが大きいのです。

習い事は、その分野のいわばスペシャリストが教えてくれます。高い専門性を持つ指導者がいることで、子どもたちの隠れた才能が開花する可能性もありますよ。

仲間関係が広がり、社会性が身につく

低学年の子どもたちは、狭いコミュニティの中で生活しています。そんな子たちが学校や学年の異なった付き合いを通して、社会の広がりに気がつき、仲間関係が広がることで、社会性も身につくといったメリットがあります。

もちろん、そこでもトラブルも出てくるかもしれませんが、それを乗り越えていくことできっと得るものがくさんあるでしょう。

興味関心が広がる

習い事で得られる知識や技能は、日常生活で自然と身につくものではありません。習い事をしていなかったら、習得できなかったことが多いので、「こんな世界があったんだ」「こんな楽しいことがあるんだ」と子どもたちの興味関心が広がっていきます。

未来のスポーツ選手になるきっかけになるかも!?

デメリット

自由な時間がなくなるためストレスにつながる

特に平日に習い事を入れると、かなりタイトなスケジュールになります。1日学校で勉強した後に学童へ言って、家に帰ってから夜まで習い事…なんて子もいます。
まだまだ自分のペースで好きな遊びをすることが大切なこの時期。あまり自由な時間を奪いすぎるのは、子どもの発達にも悪影響です。習い事をはじめるにしても、少し余裕を持ったスケジュールを組んであげましょう。

親の負担

送迎が必要な習い事だと、親の負担も多くなります。また、習い事を増やした分、金銭的負担も大きくなりますよね。
子どもは「〇〇くんの家は〜」とお友達と比較しがちですが、しっかりと我が家のライフスタイルに合った習い事を選ぶべきです。
コロナ禍により、オンラインでできる習い事も増えてきました。時間に余裕がないご家庭は一度検討してみてはいかがですか?


勉強や運動が嫌いになってしまう

特にやりたくないことを続けさせられることによって、かえってその分野が嫌いになることがあります。子どもに意欲がなく「もう辞めたい」と言い出している時は、見極めが大切。少し背中を押してあげると頑張れる時と、辞めさせてあげた方が我が子のためになる場合があります。

「自分が始めたいって言ったんでしょ」「1度始めたことは最後までやり遂げなさい」これは禁句!はじめてから、「あれ、思っていたのと違う…」と思うことは大人でもよくありますよね。
それを、「諦め癖がつくかもしれない」という理由で続けさせようとする親御さんも多いです。

習い事は、指導者との相性など、子どもではどうにもできないところがあります。我が子が習い事が嫌になっている理由をしっかりと聞いてあげ、本当に続けさせるべきなのか一緒に考えてあげましょう

低学年の習い事事情

スポーツ系はスイミングが人気

ススメちゃんの学童でも、低学年に一番多い習い事はスイミングです。水泳は、全身運動なので他のスポーツと比べても運動量が多いです。心肺機能の強化や高い免疫力の獲得など、さまざまな効果が期待されていますが、健康面に関しては専門家ではないので、別のブログを検索してみてくださいm(_ _)m

勉強系は公文

勉強系の1位は公文式かなぁと思います。一昔前だとそろばんも人気でしたが、講師の高齢化も進んでしまいそろばん教室自体が減っていっている印象です。

通っている子が多い公文式ですが、子どもはあまり主体的ではないような…。シンプルな教材と、しつこいぐらいの反復学習では、子どものやる気を引き出すのは難しいイメージです。また、毎日宿題がある点も子どもは嫌がるポイントですね。

ただ、確実に計算は早くなるので、学力向上のために親が行かせたがっている家庭が多いように感じます。時間の融通がきく点も親は嬉しいですね。

正直、主体的に通っている子は、就学前から勉強が習慣化されている子です。学校の宿題で手一杯というご家庭には公文式はおすすめできません。楽しく取り組むことができる、通信講座の方がおすすめです。

学童っ子は土日に習い事へ

平日になかなか休みが取れない保護者の方も多いと思います。現に、学童っ子の多くが土日に習い事をしている印象です。

子どもが習い事へ行っている間にたまっている家事を終わらすママさんたちが多いですよ。また、平日に習い事を入れてしまうと、翌日の学校のことや宿題のことを気にして、親も子どもも時間的な余裕がなくお互いにイライラしてしまうことも…。無理して習い事を詰め込むぐらいなら、土日にしても良いですね。

まとめ

いかがでしたか?習い事を始める上で何より大切にしてほしいことは、子どもの意欲です。親が焦ってはじめさせてもあまり良い結果は生みません。我が子の「やりたい」「もっと上手くなりたい」を最優先にしてあげてくださいね。

今後も小学生の育児に役立つ情報を発信していけたらと思います。何か困っていることや、現場のリアルを聞いてみたいこと、取り上げてほしいトピックなどあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご意見くださいね。この記事がためになったと思ったら、twitterでのシェアもよろしくお願いします!

 

 

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